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2009/02/08

言葉のちから

こないだ買った ” 坂の上の雲 ” を少しだけ読んだ。

書き出しはこうだ。

 まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている。
 その列島のなかの一つの島が四国であり、
 四国は、讃岐、阿波、土佐、伊予にわかれている。
 伊予の首邑は松山。

なにか明治時代にタイムスリップできるグーグルアースで
高空からぐいぐいとズームしていくような表現。
映画的ともいえる描写の仕方でひとつひとつの場面を
あたまの中にイメージさせてくれながら物語が進んでいく。

昔聞いたカーペンターズやビートルズやユーミンみたいに
「あれ、こんなスローテンポだったけ?」と感じるところが無いわけでは
ないけど、本当にみずみずしく登場人物が「像」になる。
やっぱりすごい名作。

落ち着いた気持ちで読みたくなったので、一冊の半分くらいで止めた。


活字中毒なボクは普通の小説なら一時間、ビジネス本なら四十分くらいで
一冊読む。調子に乗ると二日で五冊くらい読んでしまう。

でもこうしてじっくり読みたくなる本を読んでみると、ふだんの本選びが
いかに底が浅くてインスタントなものばっかり選んでるかよくわかった。

ついつい「今、旬なものを」という目で選ぶ(特にビジネス本)ので
そのテーマや結論は普遍的なものではなく、流行狙い。
もちろんそれが悪いわけではなく、どんな本でも少しは刺激を
受けたり、触発されてアイデアが湧くことが多いので価値はある。
それでも本としての成り立ちがインスタントなので、読む時間も
早くなってしまっているのだろう。

本に限らず物やサービスでも目先の儲けを考えると続けることが
難しくなる。かといって目先の儲けが無いと「今日のご飯」が
食べられないことも事実なので、それはそれで必要。

販促屋として速効性、経営者として効率をとことん高めることは大切だけど「じっくり型の脳みそと行動」もヒタヒタと作っておかなければいけないなと司馬遼太郎を読みながらスッと心が落ち着いた。


いい本に出会えるのは本当に素晴らしい。

P1020668 本よりメシなまなざしのレオ。
こいつらのシンプルさは、別の意味ですごい。

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