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2015年9月29日 (火)

さよならまたね_はやし

私はあの時小学校3年生だった。
そんなある雨の日、
近所のおじさんの家の前にひょっこり現れた。

その人が飼えないからということで我が家にやってきた
茶色と白と黒の小さなやつ。

すごく人見知りで、私たちにもがぶがぶ噛み付いてくる。

愛嬌がなくて、ちょっと変わり者。
なのに近所の人からはなぜか可愛がってもらえ、
子供たちも名前を覚えて呼んでくれた。

大きくなってきたのに私たちがいつまでも
小さなゲージに入れていたから、猫背になった。



歳をとってからも散歩にはずっと行きたがり、
歩けなくなった時もちょっとでも外に出て自分の足で歩きたがった。
立てなくなっても寝ながら大好きなご飯を食べていた。
自力でおしっこをあまり出せなくなってもお手伝いして出してあげた。




勉強を投げ出しかけた中学生の時も、
バイトばかりに明け暮れた高校生の時も、
念願かなって軽音部に入れた短大生の時も、
成人式の時も、
働き始めてからも、
おばあちゃんがいなくなってしまった時も

いつも君は玄関先で私を待っていました。


それが15年間、当たり前の生活。



休日、出かけようとすると遊んで遊んで~と近づいてきて、
遊んでいたら電車に間に合わなかった時もありました。
なぜか平日の朝は雰囲気で分かるのか、
遊んで~とは言ってきませんでした。

どんなに夜遅くなっても、夜の散歩は欠かしませんでした。
私たちの大切な時間。

最後の最後まで生き抜いてくれました。
命は限りあるものなのだと身を持って君は教えてくれました。
“当たり前“なんてものはないのだと、
だからこそ今を大切にしなきゃいけないのだと教えてくれました。




さよなら。
また会おうね。
私のこと忘れないでね。
ラッキー。


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はやし

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